芸人さんとも絡める“勘”のあるアナウンサーが欲しい

安住紳一郎アナ次第で、大物司会者3人が消える!?
局アナたちのフリー転向事情

知的好奇心の扉 TOCANA(トカナ)」掲載の記事のタイトルだ。

記事の内容は、週刊誌がよく取り上げる大物局アナのフリー転身の話題で、

それそのものは世間話程度にとどめて読んでもらえればいいと思うが、

この記事内にある局関係者のコメントに目が留まった。

『報道を担当できるアナウンサーはたくさんいますが、報道や情報番組もできて、さらにバラエティも担当できるアナウンサーがいないんです。ゴールデンタイムはバラエティがメインですから、この時間帯に局の顔として出せて、芸人さんとも絡める“勘”のあるアナウンサーが欲しいんです・・・』

そう、これこそがアナウンサー(特にキー局の)に求められるひとつの要素と言っていい。

かつて高島彩アナは、アナウンサーの仕事を「温度調節」に例えた。

その部屋(スタジオ)を常に適温に保ち続ける。暑すぎても寒すぎてもいけない。

空気を読むのはもちろんのこと、その場にいるみんなを心地よい空間に誘えるかがアナウンサー(司会者)の力量といえる。

アナウンススクールでどんなに勉強しようが、ごまかすくらいの技術は学べても、本質的にこれを身に着けることはできない。

ましてや多くの芸人相手にそれをできる人で、アナウンサーとしてのその他のスキルや資質も兼備している人は本当に少ない。

アナウンス技術と違い、“勘”どころというのは一朝一夕にできるものではないけれど、そういうことを生きていく中で磨いていくことこそ、アナウンサースキルを高めるということにつながると思う。またアナウンサーを目指す学生たちにとっても合格への大きなヒントになると思う。

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※イメージ画像:『局アナ 安住紳一郎』(小学館)