普段を磨こう

アナウンサー試験の大事な柱

今回、皆さんにお話しするのは“フリートーク”についてです。
“フリー”という割には、授業においてしっかり準備してくる生徒が多いのですが、皆さんはいかがですか?
ここでいう「しっかり準備」というのは、自分で作った原稿を丸暗記してくることを意味します。
それでは、“フリートーク”ではありません。もはや“暗誦”です。
推敲を重ねて練り上げた原稿は、何度も手直しをしている内にいくつかのフレーズが頭に入ってきて、
「丸暗記できるかも…」と思い込みがち。でも、それは錯覚。心当たりがある方は、すぐに止めてください。

フリートークの大事な点は、内容だけじゃない!

原稿を覚えて暗誦しようとすると、「聞いている人に伝える」ことよりも「間違えずに最後まで言い切る」ことが第一になってしまいます。そうなると、声が小さく、表情が全く無く、最初から最後まで「棒読み」だったとしても、お構いなしになります。
授業でその点を注意しても、最後まで暗誦した生徒は“綱渡り”を渡り切ったような妙な充実感で満たされていて、なかなか理解してくれません。
「(最後まで)ちゃんと言えたのに、どうして評価してもらえないのか?」と思ったことがある方は、一度、自分のフリートークを録音して聞いてみてください。おそらく、思い出すことに必死で、自然な抑揚が全くない“一本調子”のトーンになっていると思いますよ。

友だちとその口調で話しますか?

だからと言って、一本調子を避けようと「メリハリ」を意識しすぎると、“演技”のような感じに映り、
これまた不自然。 ならば、どうすればいいのでしょう?
答えは単純。普段、友だちとおしゃべりするように、肩の力を抜いて楽しく話すのです。内容にもよりますが、
友だちと話す時は、自然と笑顔が出て、いきいきと話していませんか? それをいつでも(授業や試験でも)
見せられるようにしてください。

“単純”だけど、“簡単”じゃない。

「友だちとおしゃべりするように、楽しく話す。」は、あくまでイメージです。 額面通りには受け取らないでください。
普段友だちと喋っている時の口調をそのまま出して、「ヤバイ!」「マジで」「ウケる」なんて言ってはいけません。
フリートークの上達法は、「普段の喋りを磨くこと」。
言葉遣いを気にした上で、「リラックスして、表情豊かに楽しく話す」ことを心がけ、本番を迎えるころには、いちいち気にせずとも、ちゃんとした言葉遣いで話せるようになっていて欲しいです。

文・アナウンススクール TBS Voice
http://www.tbs.co.jp/anatsu/school/


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