NHK上原アナ、卓球女子銅メダルに感動し…

NHKリオデジャネイロ五輪のキャスターを務める広島放送局の上原光紀アナウンサーが17日、卓球女子団体で涙の銅メダルを獲得した福原愛のインタビューにもらい泣きし、グシャグシャに丸めたティッシュで鼻を拭く姿が放送されてしまった。ネットでは、そのリアルなシーンに「こっちも涙」「リアルで良い」などのツイートがあがる一方、「放送事故」「伝える側が泣き出しては」といった厳しい声も上がった。

番組は卓球女子団体の試合を生中継。その後の選手の涙のインタビューも伝えた。上原アナは、番組に届いたメールを読んでいたが、途中、自身が映っていないと思ったのか、手元でティッシュをグシャグシャと豪快に丸め、鼻を押さえるシーンが流れてしまった。

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アナウンサーを目指すみなさんは、放送中にもらい泣きしてしまったこの件について、プロとしてどう感じますか?

基本的には、伝え手として感情はある程度出さないと伝わらないものもありますが、何事も程度の問題なのではないかなと思います。たとえば笑いすぎて笑いが止まらなくなるというのは、ニュース・報道番組だったら当然、たとえお笑い番組でも進行に差し支えたらそれはプロの仕事ではないでしょう。

泣くことについても、涙もろい人はしょうがないとはいえ、その裏付けがどれくらいあるかではないかと思います。今回の件だったら、卓球の取材を何年も前からやってきて、その苦労などをわかって思わず涙したのなら、受け入れられるものではないでしょうか。当然、その時にその涙の理由も(今回の卓球女子には合宿でこんなことがあって、思わず私もその苦労を思い出してぐっときてしまいましたとか)付け加えたりすることで、取材者としての姿勢を視聴者に伝えることもできると思います。

そうでなく、単にインタヴューにぐっと来て涙が出たというだけだと、正直視聴者と変わらないレベルでもあります。そこは涙もろくても、多少鼻声になるのはしょうがないにせよ、ぐっとこらえて進行をするべきではないかと思います。

アナなるドットコム編集部