鶴瓶師匠でもメモをとる


エイベックス初のアナウンサーになりました五戸美樹(ごのへ・みき)元ニッポン放送アナウンサーです。

私五戸は、デビュー前後のアイドルやアーティストの子たちに“しゃべり”をレッスンする講師を担当しているんですが、カリキュラムに「エピソードトークレッスン」は必ず設けるようにしています。「エピソードトークって言われても、すぐには思いつきません…」と生徒の子たちによく言われるからです。私だってすぐには思いつかないです。即座に頭に浮かぶように、“引き出し”を用意して、またそれを増やすように心がけています。

トーク編⑦「エピソードトークの作り方」

【前回までのあらすじ】 インタビューは一般でも芸能でもよくある形式。短く答えてからエピソードトークを足すと面白いインタビューになる。

しゃべりの天才でも事前準備怠らず

たとえば笑福亭鶴瓶さんは、メモを持ち歩いていて、何か面白いことがあったときはメモに書いて残し、しゃべる前に見返して、コレとコレの話をしよう、とピックアップしていると聞いたことがあります。

鶴瓶師匠だからできる切り取り方や感じ方がありますので、師匠と同じことをしても同じしゃべりができるかと言ったらそうではないですが、師匠レベルの方でもメモをとっているというのが、学べるポイントです。

メモ帳がないなら携帯に書けばいいじゃない

「日記は三日坊主」「メモを持ち歩くのを忘れる」という方もいるでしょう。でも今は携帯電話やスマートフォンで簡単にメモがとれる時代になりました。紙に書くのが面倒だったら携帯に打ち込めばいいんです!

「それすら面倒くさい」という方もいるでしょう(笑い)。でも、考えてみてください。毎日のようにSNSで何かを発信している方はたくさんいます。これを活用すれば良いと思うんです!

美味しそうなハンバーガーの写真に「ヤバイ!」だけとか、ディズニーランドの写真に「最高!」だけとか、単語だけの感想をよく見かけます。これでは前回お伝えした「北海道に行きました。楽しかったです」しか生まれなくても納得。小学生の絵日記だったらそれで良いのですが、中学生以上の大人はもっと考えて文章にしたら、効果的な“引き出し”になるのになぁ、もったいないなぁと思います。

SNS投稿するならプラスα情報添えて

ツイッターは文字制限がありますし、インスタグラムは写真投稿サイトですから、エピソードを交えるのは難しいとか、自分はこういうキャラクターでいきたいなど、色んな理由があると思いますし、自分のSNSは自分が書きたいように書けば良いとは思いますが、どうせ投稿するなら、「ハンバーガーがどう美味しかったのか」「ディズニーランドで何が楽しかったのか」投稿できると、頭の体操になりますよ。

あまり長文になると続かないですし、読み手のことを考えて、長くなりすぎないように、ツイッターの文字数以内におさめてまとめる、というのも良い練習になると思います。1日に何回も投稿する方はそのうちの1回とか、いつもは単語だけだけど出かけたときはエピソードを交えて書く、なんてやり方もありますよ!(次回はトーク編⑧「どんなエピソードが好まれるか」です)

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