民放女子アナの超人材難 タレント採用で即戦力の一本釣り

民放各局がかつてない「女子アナ人材不足」に見舞われている。テレビ朝日の青山愛アナ(29)やTBSの久保田智子アナ(40)などエース格や中堅の退社が相次ぎ、一部の「主力アナ」に仕事が集中、フル稼働で悲鳴をあげているのだ。

そんな中、若手の台頭が待望されるだけに新規採用にも力が入る。ただしここでも「すぐ辞める若手」の増加で方針変更を余儀なくされている。民放の人事担当者がいう。

「一昔前なら1年に2~3人採用して“1人でもエース格になってくれれば”という育成方針だったが、業績が頭打ちのなか、採用枠も減らさざるを得ない。それに、ここまで若手の退社が増えてくると“教育に時間をかけてもいられない”となり、結果的にどうしても“即戦力”の一本釣りを狙ってしまう。

そうなると入社前に芸能活動を経験していた新人が増える傾向にある。美少女タレントとして知られた元フジテレビの平井理央(35)、モデル活動を行なっていた元TBSの青木裕子(34)、『モーニング娘。』出身の元テレビ東京・紺野あさ美(30)などの実績もある」

明らかになってきた2018年入社組のラインアップからもその傾向が窺える。日本テレビは“超大物ルーキー”を採用したようだ。元「乃木坂46」のメンバー・市來玲奈(21)で、事前の研修なのか、内定後に日テレに“出社”する姿も目撃されている。

「元アイドルグループということから色眼鏡で見られがちだが、早稲田大での成績は優秀で、高校時代は社交ダンスの有名選手としても名を馳せた。文句なしの採用となったようだ。もうひとりもモデル経験者で有名大学のミスコンテストを取った美女です」(日テレ関係者)

フジでは他局のお天気キャスターとして活躍したタレント経験者が内定した模様。

「内定者がスタッフとして参加する、夏のフジのイベント『お台場みんなの夢大陸』でも元気に汗を流していた」(女子アナウォッチャー)という。

時代と共に「求められる女子アナ像」も変わってきているようだ。

NEWS ポストセブンより