あなたもオリンピックを目指しませんか
平昌五輪から一ヶ月が過ぎましたが、まだ様々な話題がつきませんね。
皆さんはどんなシーンが印象に残りましたか?
アナウンサーを目指している皆さんにとってもいろいろ心に残ったシーンとともに、アナウンサーの実況 インタビュー スタジオでのコメントはどう映りましたか?
オリンピックの実況はどうなっている?
今回はオリンピックの実況アナウンサーについてお話ししてみます。
オリンピックの実況って NHKのアナウンサーが民放で喋っていたり、民放のアナウンサーがNHKのBSで実況したり
実はオリンピックは民放とNHKがアナウンサーを出し合いチームを組んで競技を割り振り、放送される局に関係なく(多少の配慮もありますが)実況しています。
ただ民放といっても、近年は在京キー局 日テレ テレ朝 TBS テレ東 フジ から一人ないしは2人が選ばれているのです。そのアナウンサーたちがNHKから選ばれたアナウンサーとチームを組んで大会に備えています。
つまり実況アナウンサーのオリンピック代表という訳です。
良い実況ってなんだろう
というわけで選手はもちろんアナウンサーだって晴れ舞台、ついつい力が入ってしまったり、少しでも印象的なフレーズを残したいと思うのも無理はありません
ただ あらためて忘れてはいけないのは、選手たちのこの一瞬の輝きを邪魔してはいけないということです。
『あなたのあの実況とても良かったねー』と言われるより
『実況のコメントなんか忘れたけど あのシーンは良かった。今でも思いだすなぁ』
と言われたい
選手の活躍と視聴者の感動を邪魔しない それが理想です。
とはいえ今回も様々なフレーズが記憶に残りました。
展開的にも期間の大詰めでブームを巻き起こした、カーリングの銅メダルの瞬間
「ナンバーワンは日本だ!」
実にシンプルで テレビをみていた人が叫んだフレーズそのままだったのではないでしょうか
アナウンサーじゃなくても誰でも言えそうな一言 何の変哲もない一言ですが、アナウンサーもそこに行き着くまでの 経験 失敗 試行錯誤 思い が詰まった一言であると感じました。
美しいわけではないけど、決して視聴者を邪魔しないというのが実況の理想なのかも知れません。
(✳︎他にも良い実況は多数ありました。これはあくまで一例)
心に残る実況はなんですか?
実況アナウンサーを目指す皆さん、 面接で
スポーツが好きです 実況アナウンサーになりたいです というと必ず「心に残ったフレーズは?」と聞かれますね
その時にどんな答えが出来るか 実況というものをどう捉えているのか スポーツへの思いはどれほどか 試される瞬間です
平昌だけでなく様々なシーンの実況に耳を傾け 皆さんなりに考えてください
今学生の皆さんがオリンピックを実況するのは 2032年 くらいでしょうか その時はどんな選手が 競技が 注目を集めているのでしょう
皆さんもアナウンサーの日本代表目指して頑張ってください。
文・TBS Voice
http://www.tbs.co.jp/anatsu/school/