エントリーシートで大切なこと
今回はエントリーシートについてです。
先月から東京キー局でセミナーやインターンの募集があり、
TBSVoiceでも、エントリーシートについての授業を行い、様々な注意点を伝えました。
今日はこちらでも、エントリーシートを記入するにあたって大切にしてほしいことを、書いておこうと思います。
エントリーシートを記入するには
エントリーシートには、名前などの他に、自己PR、趣味、特技など、様々な項目があります。企業側が様々な観点から「あなたはどんな人なのか」を知るための項目です。記入するスペースは意外と小さいので、皆さんはそのスペースにきちんと入るようにしっかり考える必要があります。
「わかりやすく、簡潔に書かれているかどうか」という点は大変大切です。
ですので、文章が長すぎる、情報が多すぎてまとまっていない、質問の答えになっていないというような事は、ないようにしなければいけません。
エントリーシート1枚に自分の人生すべてを書くことはできませんので、
ここで必要になるのは、「自己分析」です。今までの人生を振り返り、そこから「ぜひここをPRしたい!」という部分を探し出して下さい。
何度も何度も繰り返し書いていくうちに、書かれている内容は洗練されたものになっていくことでしょう。
書かれている内容だけが情報ではない
そして、もう1つ大切なことがあります。
読み手への配慮です。生徒さんにはよく「自己満足なエントリーシート」と「読み手を意識したエントリーシート」といった表現で話をします。前者の「自己満足なエントリーシート」とは、自分の伝えたいことをぎっしり詰め込み、内容は盛りだくさんなのですが、読み手からすると文字が小さく読みづらいし、内容も広く浅すぎて印象に残りにくいものの事を言います。後者の「読み手を意識したエントリーシート」とは、その言葉の通り読み手を意識して、読みやすいちょうどよい大きさの文字、行間、まとまった内容、ていねいな文字で書かれたものを言います。
皆さんが企業で採用する側になったとして学生さんのエントリーシートを見る時に、
ここで言う「読み手を意識したエントリーシート」を手にしたら、
どんな印象を受けるでしょうか?自己PRなどから受ける印象に加えて、丁寧に書かれているという部分から、きっと好感を持つことができると思います。
エントリーシートは書かれている内容だけが、判断基準ではありません。
「どの様に記入されてあるのか」からも、充分に人柄を感じることはできるのです。
忘れないでいてほしいのは、皆さんは誰かに読んでもらうためのエントリーシートを書いているという気持ち。ぜひこれを大切にしてくださいね。
文・アナウンススクール TBS Voice
http://www.tbs.co.jp/anatsu/school/