生徒さんと何気無く雑談する際、「最近見ているテレビ番組」の話になったりします。
元気良く他局のドラマを挙げる強者もいますが、講師である私の顔色を窺いながらニュース番組を挙げる人もいます。もちろん、情報番組やバラエティ番組を挙げる人もいますが、最近じわじわと増えているのが、「ニュースもドラマもネットばかりで、テレビは見ていない」という答え。「家(=一人暮らしの部屋)に、テレビがない」という人も最近では当たり前になってきました。

試験で定番の質問

「学生時代に何に打ち込んできましたか?」という質問と同じくらい定番の質問が、「どんなテレビ番組を見ていますか?」というもの。
皆さんは、どう答えますか?
授業でもよく言うのですが、だんだんレベルが下がってきているような気がするのです。

10年前と現在では、アドバイスの中身が変わる?

「どんなテレビ番組を見ていますか?」と問われた時について、
10年前の授業では、「ただ番組名を挙げるのではなく、どういう点が好きなのか?自分は、こういう感じの内容を見たい!などできるだけ具体的に、自分が見ている熱量を込めて話しなさい。」と言っていました。

それが5,6年くらい前から、「うっかり他局の番組名を出しちゃダメだよ。自分が受けるテレビ局の番組を答えられるようにしておくのが基本だよ。」と変わりました。インターネットの浸透とともに“必ず見る番組”が減ってしまったのでしょう。思い入れがあるから「熱く語る」ことが出来るのです。「淡々と答えていると、それほどテレビを見ていないことが面接員に伝わってしまい、良い印象を与えない」ということも併せて言っていました。

令和の今、私は生徒さんに「テレビ局で働くことを希望するなら、まず、テレビを見ましょう!」と言っています。(改めて文章にすると驚きますね。)
そんな基本のことから言わないといけないくらい、今の学生のネット依存&就活のスタートの早さは大きな影響を及ぼしています。

付け焼き刃ではなく、“好き”になって欲しい

今、これを読んでいる学生の皆さんにアドバイスをすることは、「どんなジャンルでもいいので、テレビをよく見ましょう!」ということです。それも、ボーッと見るのではなく、熱く語れるくらい好きになってください。そして、その中で自分はどう活躍したいのかイメージを膨らませてください。最初は「妄想」で構いません。できるだけ具体的にイメージしてみましょう。大事なのは、
それを実現させるために(今の自分に)足りていないもの、備わっていたらいいものは何かを考えること。それがイメージついたら是非実行してください。ただ「好きなテレビ番組を言う」のではなく、そこをスタートラインに自分自身のアピールに繋げていけたら印象は良いですよ!(少なくとも私には…)

文・アナウンススクール TBS Voice
http://www.tbs.co.jp/anatsu/school/

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