アナウンサーになるには
放送局のアナウンサーになるためには、テレビ局やラジオ局など、放送局の採用試験を受けないといけません(つまり社員になります)。受験のためには、四大卒を条件にしているところがほとんどです。
華やか(に見え)、そして人気のある職種ですから、試験の倍率は、キー局などでは○千倍とも言われます。ただ、倍率を考えていたら、前へは進めません。いや、倍率を考えること自体ナンセンス。採用したいと思わせるだけの人材であれば、 倍率なんて関係ないのです!
まして倍率の高さに貢献している人のほとんどは、興味半分で受けている人、受かったらもうけものと考えている人々で、このサイトをご覧になっているような、準備をしっかりしたうえで受験している人は、決して多くはありません。
採用試験の準備はなにをしたら
採用試験の準備のためにアナウンススクールに通う人も多いです。必ずしも通わないといけないというものではありませんが、実際の試験ではアナウンサーならではのテストも行いますので慣れるために短期間でも通うことは悪くはありません。
大学の放送系サークルに入れば、アナウンススクールに通わなくてもいいかもしれません。活動内容は千差万別ですが、早稲田大学アナウンス研究会や法政大学自主マスコミ講座など熱心なサークルでは、アナウンススクールと同じか、むしろそれ以上の活動を行っています。
ラクロス!?ビールの売り子!?
アナウンサー志望の学生の中には、人気局アナが学生時代にやっていたことと同じことを自分もやろうとする人がいます。
アナウンサー試験の面接担当者から以前、こんなことを聞きました。趣味や特技の欄に「ラクロス」と書く学生が非常に多かった年があったそうです(06~07年試験)。
確かに某大学のラクロス部から何人かアナウンサーになっている事実はあります。興味を持ってラクロスに打ち込んでいるなら、全く問題はありませんが、アナウンサーになるには「ラクロス」などという安易な考えだったら、改めないといけません。
またその続編では、アナウンサーではありませんが、おのののかさんが「美人すぎるビールの売り子」として注目を集めたあと、「ビールの売り子」をアピールするアナウンサー志望の学生が急に増えたとか(14年試験)。
興味を持ったことに没頭しよう
みなさんに意識しておいてもらいたいのは、見かけのことにとらわれず、広く正確に学ぶ姿勢です。放送の伝え手としてアナウンサーの道を志すならば、もっともっと雑学を学んでください。広く知識を持つことは、人間の幅にもなりますし、判断力の素地にもなります。
そして就職活動が始まるまでに、色んな経験をしてください。多種多様なことに興味を持つのもいいかもしれません。また、ひとつのことに没頭するのもいいでしょう。いずれにせよ 何かを経験して自分が成長した と思えることをしておきましょう。それが最終的にあなたの魅力につながり、アナウンサー試験の場でもあなたをきっと光らせます。