アナウンサー試験 WEB面接のポイント

新卒採用でもWEB面接を採用する企業が増えてきました。通常の面接との違いを理解して対策を立てていきましょう。そしてアナウンサー試験におけるWEB面接とは・・・。あれ、よく考えると 画面に映っている自分を見てもらうってアナウンサーの仕事そのものではない?

声と話し方

基本的には普段と同じように話せばいいですが、少しだけ普段よりもはっきりとしゃべったり、早口にならないようにゆっくりめに話した方が面接官が聞きとりやすいです。
そしてウェブ面接では、肉声で聞くよりも、こもった音に聞こえがちですので、少し声も張った方がいいでしょう。

Web だとその場の空気感が伝わりにくい分、面接を受ける側は話しすぎてしまう傾向にあります。また面接官もなかなか話を止めて入りづらいところもあります。なぜならウェブ面接だと相手の話が終わるのを少し待ってから聞こうという意識が強くなるからです。
まずは面接官にこの話が響いてるかどうかを、面接官の表情をみながら判断することと、話をコンパクトにまとめる意識を、実際の面接以上に持った方がいいと思います。

そして最も重要なことは、ここが面接会場だと頭の中で想像しておくことです。
自分の家でウェブ面接を受ける人がほとんどでしょう。どうしても自分の家や部屋だと大声を出しづらい環境だったり、マンションだったら隣の家の人に話が聞こえてしまうかなと思ったりすることもあるかもしれません。そういったマイナスのメンタル面が、声の抑制につながり、あなたの良さを消してしまいます。
面接官は、あなたがどのような環境で今面接を受けているかは全く分かりません。その時のあなたとのやりとりでしか判断しません。メンタルブロックをかけないよう、面接会場でやっている意識をしっかり持つことが大切です。

表情

表情が持つエネルギーは、画面を通すと半減します(画面に吸い取られるのか?)。ですから気持ちを少しオーバーに出し、表情はいつもより豊かに出すようにしましょう。
笑うときはしっかり笑う、真剣に聞いてるときは、ムスッとしているように見えがちなので、少し口角を上げ気味で聞く方が、「話を聞いてます」感が伝わるでしょう。

一方画面が小さい分、身振り手振りは、大きすぎると気になるものです。あまり大げさなリアクションはやめておきましょう。といっても、ずっと静止して話をするのは、相手に人となりが伝わりにくくなるので、適度に表情と動きをつけましょう。

カメラのレンズを見る?見ない?

面接官が話をしている時

面接官が話をしているときは、相手の目を見るつもり、すなわちカメラのレンズを見て話を聞きましょう。
普通のリモートでの会話のときは、誰でも映っている相手の顔を見て話そうとしています。面接官も実際そうです。なので、カメラのレンズが面接官の顔と思って話を聞くようにすると、面接官は自分と目があっている感覚になり、印象はアップします。

自分が話すとき

逆に自分が話す時はずっとレンズを見ていると少し怖い印象にもなるので、基本は面接官の顔を見ながら、ここは伝えたいというようなところはカメラのレンズを見て話すというのが有効です。
といっても、いきなりそれをやるのは難易度が高いので、まず友達との会話の中で練習をして、友達にもどう見えていたかを確認をしてみましょう。

マイク

マイクは思った以上に周りの音を拾いますので、できるだけ静かな場所を探しましょう。自宅で行う場合は、家族に「WEB面接を行うので、静かにしておいて」と必ず伝えておきましょう。
音質的には、PCやスマホに内蔵されているマイクは、外部接続用のマイクに比べると劣ります。お財布に余裕があれば、高音質マイクを購入することをお勧めします。またコンデンサーマイクとダイナミックマイクと2種類ありますが、より高音質なものはコンデンサーマイクです。しかし、小さい音まで綺麗に拾いすぎてしまうため、不要な音までガンガン入り込んでしまいます。交通量が激しい道路の近くの家など、あまり遮音が十分でない方は、ダイナミックマイクの方が、しっかりとあなたの声だけを拾ってくれます。
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カンペ

カメラから見えない位置にメモを貼る、いわゆるカンペが使えるのはWeb 面接ならではです。目線がカメラから外れない位置に貼るのはもちろんのことですが、一番大事なのは文章にしないこと。箇条書きやキーワード程度にしておくのがいいでしょう。特にアナウンサーはその道のプロですので、カンペをそのまま読んでいれば話し方でわかります。

ただカンペは実際はお勧めしません。うまく使いこなせず、目が泳ぐくらいなら、使わないほうが得策です。どうしても間違えてはいけないと思うものだけ、手元のメモを見る。それでも全く問題はありません。

基本的には自分の心で感じたこと、頭で思ったことを言葉にするのが、もっとも相手に伝わりますから。

背景

Web 面接は自分の部屋で受けることが多いと思います。
その際背景は、できれば無地一色など、あまり意味を持たない背景がいいでしょう。基本は面接官はあなたに集中したい。ですから周囲に気になるものがあるとそちらの方に目がいってしまい、あなたの話とかに集中ができなくなります。ただ自己 PR に繋がるような背景はありです。エントリーシートに書いた趣味を匂わせるようなものが置いてあったり、トロフィーが飾ってあったり、面接の中でその話が膨らむようなものであればあえて置いておくというのも作戦の一つになります。

背景が文字の場合は自分の着る洋服の色も気をつけなければいけません。自分で一度、カメラで写してみて、背景と同一化していないかなど、確認をしましょう。

光とカメラの位置

写真を撮るときもそうですが、太陽光に勝るものはありません。面接時間は基本的には昼の明るい時間帯でしょうから、基本は自然光が入る場所がベストです。日中は1番明るい外光の入っている窓へ向かって、日没後は一番明るい照明向かって順光の状態を作りましょう。 Web カメラで自分の顔が暗く写ってしまう主な原因は逆光の状態になっているからです。

ただ家や部屋によっては、自然光が難しい方もいると思います。その場合は、卓上ライトをウェブカメラの奥に配置するだけで顔映りが改善します。

カメラの位置は自分の目線と同じ高さもしくは目線より上に上げると下側のフェイスラインの見え方が変わってきます。ノート PC の場合自分の顔より下の位置で作業することが多いので椅子の高さを低くしたりノート PC の下に本など置いて高さを上げたりすることで顔が小さく見えます。

裏技

最近、YouTuber や Live配信者などが使うLEDリングライトを使うと、顔映りが一変します!リングライトは様々なサイズのものがありますが一人で使うのならば6インチまたは8インチで十分です。三脚の大きさの違いやクリップ式など様々あります。そして大体3色モード(白色、暖色、混合色)と、明るさを変えられるようになっています。