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オンライン座談会開催

12月15日、TBS Voiceは全国のアナウンサー志望の学生に向けたオンライン座談会「アナウンサー試験~いろはにほへと~」を開催。北は岩手県から南は沖縄県まで合わせて40人が参加しました。

TBSVoice講師の豊田綾乃アナウンサーと蓮見孝之アナウンサーが司会を務め、
ゲスト講師として、RKB毎日放送の冨士原圭希アナウンサーとRSK山陽放送の新田真子アナウンサーが登場。
TBS Voiceの卒業生でもあるお二人は、ともに今年入社の新人アナウンサー。
まだ記憶に新しい就職活動を振り返り、各地のアナウンサー試験にチャレンジしてきた当事者として、アナウンサー志望の学生さんたちに言葉を届けてくれました。
参加者にはZOOMのチャット機能を通じて様々な疑問、質問を寄せてもらい、双方向のやり取りにも留意しながら進行しました。

二人が語ったこと

冨士原アナは「アナウンサーになることを目的にするのではなく、アナウンサーとしてどんな仕事がしたいか」就職活動の先にある自身の未来について考えることの重要性を語ってくれました。
新田アナは、各地の放送局に面接に行く際、前日にその地域の人たちと交流したり、お勧めの飲食店を尋ねてみたりと、彼女なりの取材活動まで行っていたこと、さらに系列局ごとに資料をファイリングするなど、一社一社の試験に真摯に向き合う姿を示してくれました。
二人のお話を聞きながら、改めて実感したことがあります。
それは、「アナウンサー試験に合格したい!」ではなく、「アナウンサーとして働きたい!」という気持ちが、他者よりも強かったということ。そして、その気持ちを最後まで持ち続けることができたということです。

(左上:新田アナ 右上:蓮見アナ 左下:豊田アナ 右下:冨士原アナ)

自分の可能性を否定しないで

ご存知の通り、アナウンサー試験は狭き門です。しかし、アナウンサーの採用試験は全国の放送局で実施されています。
年度によっては採用試験を実施しない場合もあるので一概には言い切れませんが、アナウンサー採用試験にチャレンジできるチャンスは、全国の放送局の数だけあるとも言えます。
東京・大阪の採用試験が終わると、一定数の学生さんが自身の可能性を客観的に評価し、その可能性に見切りをつける傾向にあります。しかし、どうか自分の可能性を自分自身で否定しないで欲しい。

もちろん、アナウンサー試験が全てではないし、その先の進路は、皆さん自身が決めるものだから、こちらから強制するものでもありません。でも、せっかく抱いた「アナウンサーになりたい!」「放送局で働いてみたい!」という気持ちを大事にして欲しいのです。

そして、ぜひ、多くの当事者から「生きた情報」を取り入れて、アナウンサー試験へのモチベーションに変えてください。
私たちアナウンススクールとしても、技術的な指導だけではなく、対話を通じて、1人1人が納得のいく就職活動に臨めるよう全力で応援していきたいと思います。

文・アナウンススクール TBS Voice
http://www.tbs.co.jp/anatsu/school/