しゃべらない日常?

声を出す機会が減っている

先日TBSVoiceの生徒さんの話を聞いて少し考えさせられたのですが、
コロナウィルスを警戒する日常の中で、特に一人暮らしの学生さんは「声を出す・しゃべる」機会そのものが減っているそうですね。

大学の講義はリモート。その多くは動画を見て学ぶものなので発言することはない。
友人と集まる機会も減り、1対1のコミュニケーションも、電話で話すよりSNSが主ですから声を発することが無い。
TBSVoiceの教室に来ることで「久しぶりに声を出してしゃべった気がします」という人もいてちょっとびっくりしました。

こ、これはまずいことになっている。

今世の中が全体的に、飛沫感染を恐れてか「会話を極力控えよう」というムードになっています。

仲間でワイワイやるなんてもってのほか。「ワイワイ」という言葉自体が死語になってしまうかもしれません。

「会話力」を磨く場

アナウンサー試験を目指すなら、当然身に着けておくべき「会話力」。その会話力が磨かれる場がどんどん奪われています。

私達は日常、様々な場面で人と会話をしていますが、「この人の話は相変わらず面白いな」とか「この人今日も早口で聞き取りづらいな」とか、なんとなく感じているものです。
自分のしゃべりについても「さっきの話、皆もっと食いついてくれるかと思ったけど以外とリアクション薄かったな。なぜだろう」などと反省してみたり。

しゃべりの勉強は、身近なところに教材がたくさんあります。
人を楽しませる話が出来る人は何が違うのか。
この人と話しているとほっとする、癒されるという聞き上手の人は何が上手いのか。
少ない口数だけど説得力抜群、信頼感抜群という人もいる。どうして? ・・・など。

盗めるものは盗みたいですよね。
自分とはキャラクターが違う人のやり方を単純にマネして取り入れても、全く上手く行かなかったりするので難しいのですが、いろいろ研究してみることは絶対にプラスになります。

何とか会話する工夫を

アナウンサーを目指す者にとって大切なその研究の場が、今失われてしまっているとすれば、何とか工夫するしかありません。

人と直接会うのが難しいなら、SNSだけでなく「電話」できる機会を増やす。複数人でオンラインで会話するチャンスを何か作る、など。

会話は生き物です。人は自然に、相手の反応を見て口調を変えるとか、タイミングを逃さず相づちを打つ、ということを臨機応変にやっていますが、長期間離れていると、その感覚も鈍ってしまうかもしれません。

その意味で、皆さんには「コロナ」に負けないで欲しい。
少なくとも、人と話す楽しさ、というものだけは忘れないようにして欲しい、と心から思います。

 

文・アナウンススクール TBS Voice
http://www.tbs.co.jp/anatsu/school/


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