「空振り三振。試合終了。歓喜と失望がこだまするZOZOマリン。埼玉西武ライオンズは見事な連覇。ロッテはCSを逃しました。埼玉西武ライオンズ8.5ゲーム差をひっくり返してのパ・リーグ連覇」
9回裏 リードしている埼玉西武は増田がマウンドへ。2アウトから千葉ロッテ・マーティンを三振に打ち取りゲームセット。大混戦となったパ・リーグで頂点に輝いた!! 2019/9/24 千葉ロッテマリーンズ 対 埼玉西武ライオンズ
難しい試合でした。埼玉西武とソフトバンクは優勝争い、ロッテと楽天はCS進出争いがありました。同時に行われる楽天×ソフトバンクの途中経過も踏まえての放送で、何通りのパターンもある中、唯一言えたのは、ZOZOマリンでは埼玉西武かロッテか、どちらかが喜びどちらかが絶望の淵に落ちるということでした。
そして結果は、埼玉西武か優勝、ソフトバンクが2位、楽天が3位、この日最終戦だったロッテが4位。
放送としては、埼玉西武の優勝は最優先だけど、ロッテがCSを逃した部分も伝えないといけない。まして、ここはロッテのホームゲームであるし。
優勝の実況をしながら、同時に失望するロッテの様子も伝えることになる(その逆の可能性もありましたが)ことはあらかじめわかっていたとはいえ、自分の言葉が先走って、画面の映像ともっと合わることができたのではないかという反省が真っ先に立った優勝実況でした。
おまけですが、この日は、なんとパ・リーグ6球団すべての順位が同時に確定する一日にもなりました。
同時にすべてが決まるという日に立ち会えたことは奇跡であり、すごい日の実況を担当したのだなと今でも思っています。