アナウンススクールで学べること

こんにちは。神谷文乃です!
岡山放送のアナウンサーとして9年勤め、報道キャスターや情報バラエティー番組のMCをしました。フリーになってからは、日テレニュース24のキャスターなどを担当。また、現在テレビ局のアナウンススクールで講師をしています。
学生時代、私自身もアナウンススクールに通い支えてもらった経験から、少しでも学生の皆さんの
力になれればと日々奮闘しています。
今回は、スクールってどんなところなの?どんなメリットがあるの?などお伝えしたいと思います!

スクールってどんなところ?

私がアナウンススクールに通ったのは大学2年生の春からでした。実際何から準備したら良いのかわからず、漠然とした不安を解消したくて通い始めました。
スクールでは「発声・滑舌・原稿読み」などアナウンスの基礎はもちろん、
応用編の「リポート・実況・収録」
実践的な「エントリーシート・面接対応・フリートーク」など幅広い分野を
現役のアナウンサーが教えてくれます。

メリット 気づきの宝庫

私は超初歩の「発声」で、まず壁にぶつかりました。どの先生にも「声が小さい」と言われ、猛練習の日々。外郎売を覚えるまで読み込み、家族といる時も友達といる時も大きな声を心がけ、一年かけて大きい声に変えていきました。
あの時指摘されなかったら、勝負のスタートにすら立てなかったのではないでしょうか。
喋りの癖、カメラ映り、緊張の逃し方…どれも苦労しましたが、事前に体験し、多くのアドバイスをうけたからこそ改善できたのだと思います。
知らないのは怖いこと。漠然としていたら、道を歩けませんから。
目標ゴールまでの道筋をしっかり見せてくれたのが、私にとってはスクールでした。

また、精神的にも細やかなサポートをしてくれたことも、大きかったと思います。
落ちて泣いていた私の背中をさすってくれたり、
前向きなマインドへの変え方を教えてくれました。
ちょっとした言葉で、人生が変わることってありますよね。心を整えられる場所があることは、当時の私にとって救いだったと思います。

今、講師の立場になって思うこと

苦労の就活の末、岡山放送に内定。切望して掴んだ結果なのに、縁もゆかりもない土地へ一人で行くことに当時の私はナーバスになっていました。
でも実際に飛び込んでみたら、最高の仲間と仕事に出会えました。正直3年で辞めるつもりが、気づけば9年勤めました。岡山香川が大好きになり、今では第二の故郷です。
だから、できることなら、タイムマシンで昔の私に伝えてあげたい。大丈夫だよ、と。
今、当時の私と同じような不安をかかえて就活に臨んでいる方もいるかもしれませんが、どうか心配しないでください。
自分が心を開けば、その場所は最高の居場所になります。

スクールの先生方に支えられて夢を叶えたので、今度は私が、少しでも力になれたら幸せだと思っています。不器用で苦労したからこそ、寄り添えることがあるはずですから。
一歩踏み出したい方、ぜひお会いできれば嬉しいです。


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